J-IEXPAC CAREGIVERS
Japanese version of IEXPAC CAREGIVERS
IEXPAC CAREGIVERSは、家族介護者がケアプロセスの中で経験する事象を測定することを目的に、Instrument to Evaluate the EXperience of PAtients with Chronic Diseases (IEXPAC) というPX尺度を基にスペインで開発された尺度です。これは、専門職から患者および家族介護者に対して提供されるケアの質を、家族介護者の経験を通して測定するもので、PXの家族介護者版と言えます。IEXPAC CAREGIVERSは、緩和ケアや小児領域を除くと世界的に数少ない家族介護者による質評価指標の一つです。
J-IEXPAC CAREGIVERSは、IEXPAC CAREGIVERSの日本語版であり、日本での計量心理学的特性が検証されています。J-IEXPAC CAREGIVERSを用いることで、保健医療・介護福祉分野の多職職が、患者とその家族介護者に対して提供するケアの質を、家族介護者の視点で測定することが可能です。
◤調査対象
慢性症状を抱える人を介護している20歳以上の家族介護者
(外来・訪問診療を問わない。介護期間は6か月以上を想定。)
※慢性症状の定義などの詳細はマニュアルに記載しておりますが、実際的には、急速に進行するがんを抱えた患者さんを除く大半の要介護者が慢性症状に該当するものと考えます。
◤評価領域
Attention for the patient
Attention for the caregiver