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MTBQ日本版

Multimorbidity Treatment Burden Questionnaire

Multimorbidity Treatment Burden Questionnaire (MTBQ)日本版は、多疾患併存(複数の慢性疾患を抱える状態)の患者が日常的に経験する「治療の大変さ(治療負担)」、すなわち多剤服用、複数の医療機関への受診、経済的負担などを数値化するために、海外の既存指標をもとに日本向けに調整して開発された尺度です。
治療負担の増大は、服薬アドヒアランスの低下や健康状態の悪化などを招くことが指摘されています。そのため、海外の多疾患併存の診療ガイドラインでは、患者中心のアプローチの一環として、治療負担の評価と対応が推奨されています。

MTBQ日本版は、英国ブリストル大学との共同研究によって開発され、日本での計量心理学的特性が検証されています。

調査対象◢
20歳以上の多疾患併存患者(2つ以上の慢性疾患を有する患者)

◤項目の概要◢

以下に対する患者の負担を評価

  1. 多剤服用

  2. 服用タイミングの把握

  3. 処⽅薬、医療機器などの⽀払い

  4. 処方薬の受け取り

  5. 自身の健康状態のモニタリング(血圧、血糖など)

  6. 医療者との予約の調整

  7. 複数の医療者への受診

  8. 通院のための手配(仕事の調整、交通手段など)

  9. 健康に関する情報の収集

  10.生活習慣の変更(食事、運動など)

​◤開発論文◢ 
Aoki T, Okada T, Masumoto S, Takahashi R, Kanakubo Y, Oura M, Matsushima M, Duncan P. Development and validation of a Japanese version of the multimorbidity treatment burden questionnaire. Sci Rep. 2025;15(1):25991.

◤尺度の利用◢
本尺度の非営利目的利用は無償です。
利用する際は下記フォームでご一報下さい。 

なお研究目的での利用の場合は、英国ブリストル大学への申請も必要となります。詳細については、返信にてご案内します。

◤MTBQ日本版サンプル◢

尺度利用申請

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